様々な治療法

考えこむ女性

まずは知ることから

身体表現性障害の患者の多くは、日々体に出てくる不調に悩まされています。また、様々な検査を受けても異常が無いと見られているため、痛みに対する対処療法に薬物を使用すると、その副作用に余計に苦しむことも考えられます。幻の痛みや苦しみとの闘いに終止符を打つために大切なのは。まずこの病気について知ることです。心と体のバランスは非常に密接です。身近なところでは、緊張すると手汗が出たり、お腹が痛くなったりするという方も多いのではないでしょうか。また、若い学生であってもテスト前になると白髪が増えてしまうという人もいます。近年になって心と体のバランスが注目されるようになりましたが、源氏物語という作品の中にも、心労が祟って酷い病気になってしまったという描写があるように、人間は古来から悩みや苦しみの中で精神のバランスを崩すと体の調子も悪くなってしまう生き物なのです。身体表現性障害でお悩みの方は、体が痛いから、体のせいだとばかり思うのではなく、心にも重篤な問題を抱えているのだということを理解することが大切です。また、診察を受けて、「異常無し」と診断されることによって、周囲の人々に仮病を使っているのだとか、本人の甘えだといった心ない態度を取られ、酷く傷つくこともあります。しかし、患者さんが痛みを感じていることに嘘偽りはありません。心のバランスを崩してしまうことは誰にでもあることです。まずは適切な治療を受けるためにもこの病気を理解していきましょう。

こんな治療法も

身体表現性障害の治療方法の1つに、カウンセリングという物があります。いつから症状がありどうして悪くなったのか、また、どうすれば症状が良くなるのか、こうしたことをまずは明らかにして、症状がより改善するように考え方や行動の取り方についてのカウンセリングを受けます。自分の気持ちを相手に共有してもらう、理解してもらうことによって、症状がぐっと改善する可能性もあります。また、身体表現性障害は複数の精神疾患が重なりあって起こる場合があり、中には鬱病のような精神疾患を併発している可能性もあり、抗鬱剤・抗不安剤など服用することによって改善する可能性もあります。心の病気とストレスは、大きく関わりを持っていると考えられています。その為、仕事や学校など自分がストレスに感じる場所から離れることも治療法の一貫とする事があるようです。また、不規則な生活が原因でストレスを感じる体になる事があります。睡眠不足や栄養不足になると、いつもイライラしていたり、気持ちが落ち込んだりする人も多くいます。また、運動をするということも非常に大切です。元々人間は、体を使う生き物であり、これが満たされていない状態はストレスの原因となるのです。精神疾患がいくつも複雑に絡み合っている人は投薬治療を行なうことも考えても良いかもしれません。また、カウンセリングをしてもらうだけでも心が軽くなって、前向きに生活できるようになったという人もいます。人によって適切な治療は様々です。自分に合った治療法を見つけることも、改善に一歩近づくことに繋がります。